95冊目 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
今週から久々に職場復帰して、無事一週間勤めることが出来ました。久々に同僚に会ったり、上司にあいさつ回りをしたりで、いろいろなことを一気に思い出した一週間でした。
本当にギリギリのところでふんばって職場復帰出来たので、健康であることを大事にして、ぼちぼち頑張ろうと思います。∠(`・ω・´)
仕事にも復帰し、また通勤時間を利用して本を読むことが出来るようになりました。
今回私が紹介するのは、
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 七月隆文 2014.8 宝島社(宝島社文庫)
という本です。読書メーターで話題になっており、読んでみることにしました。
一目惚れをした。
いつもの大学までの電車の中で、ぼくは唐突に恋をしてしまった。
(P5)
大学生の南山高寿は、通学中に一目惚れした福寿愛美に勇気を出して声をかけます。そして、そこから2人の関係がスタートすることになります。
愛美は涙もろい女性でした。それに、彼女の言動には不思議なことがあって。。。
この作品は、是非余計な情報を得ずに、読んでみてほしいです。一度最後まで読んだら、もう一度読みたくなる作品に出合ったのは久々でした。
舞台は京都で、宝ヶ池や京都市動物園など、自分にとってはよく知っている場所が次々と出てきて、それだけで物語の中にするっと入っていけました。もちろん、京都に馴染みがない方にもお勧めできます。
また通勤中にうるっときてしまい、涙をこらえるのに必死でした。
文体も軽めで読みやすいので、さらさらと読んでいけるのに、心に残る、素敵な作品でした。
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