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2006年7月14日 (金)

絵でコミュニケーション

11日に、ドコモとauが他社の携帯電話宛に絵文字入りのメールを送信できる、絵文字変換サービスを提供するとの発表がありました。vodafoneでは昨年の11月から同様のサービスが始まっていたそうで、これで3社間で絵文字が送れるようになります。

ドコモ、auが絵文字変換サービスを開始(Impress Watch)

私はドコモユーザーなのですが、今回の発表で、今まで意味が分からなかった絵文字の意味を初めて知りました。

絵文字変換機能(NTTドコモ)

一番不可解だった絵文字は、12星座を表していたんですね。双子座は、天秤座は焼いた餅、山羊座は投球練習だと思っていました。あと電車とバスは両方とも電車だと思って使っていたし、船はカキ氷で、台風も気分で使って一年中上陸させていました。改めてよく考えてみれば、だいたいの絵文字の意味は分かりますが、使う人同士で意味を共有できてないと、せっかく絵文字を使ってもちゃんと伝わらないですよね。

さて、7月12日に「百式」さんで紹介されていた「Zlango」では、携帯でコミュニケーションするための絵文字を提供しているそうです。

百式 2006年07月

Zlango

『絵文字で全部コミュニケートしてしまおう、という意欲的な試みだ』

と記事では紹介されていましたが、確かに絵の意味を世界中で共有することが出来れば、異言語間で意思の疎通をはかる際に大きな助けになりそうですね。

同じような試みを以前どこかで耳にした記憶がありました。NPO法人パンゲアがそうで、サイトの説明によれば、パンゲアはインターネットで世界のこどもたちをつなぐ、研究開発型のNPOだそうです。ピクトンという絵文字を並べて、質問したり答えたりすることが出来ます。

NPO Pangaea

ピクトンとは(NPO Pangaea)

私は先程、絵の意味を世界中で共有出来ればと書きましたが、パンゲアでは、

『ピクトンは、それぞれの子の暮らしや文化によって、同じモノ・同じ事がさまざまに違った絵になります。』

と説明されていました。それぞれの国・地域の文化の感覚を大切にしながら、コミュニケーションをはかろうとするこの試みがうまくいけばいいなと思いました。

追記1:2006年8月3日(木)

ちょっと前の話題になりますが、『薬を使用する際の注意事項が一目で分かる絵文字』を新たに作成したことを、「くすりの適正使用協議会」が7月20日に公表しました。その目的について、くすりの適正使用協議会のサイトではこのように説明されていました。

くすりの絵文字はくすりの説明書に替わるものではありません。保険薬局の薬剤師は調剤時に、くすりの説明書やくすりの袋を用いて患者さんとのコミュニケーションに日々努力されています。しかし、それでもなお、飲み忘れや誤飲がなくならないのも現実としてあります。「くすりを正しく用いることで、患者さんの病状が1日でも早く良くなってほしい」との願いを実現するためにも、くすりの絵文字を服薬説明の最後の「ダメ押しツール」として、「くすりのケアマーク」として、広く活用いただけるよう期待しております。

くすりの絵文字「ピクトグラム」改訂版で51種類に(くすりの適正使用協議会)

つまり、この絵文字を使用することによって薬の説明責任を果たすということが第一義なのではなく、従来の薬使用に関するコミュニケーションにプラスして、正しく用いて早く良くなってほしいとの願いが込められたものなんですね。医療に関わるこのような絵文字の開発は、より分かりやすく理解される説明を目指すうえで、非常に有効な手段ではないかと思いました。

絵文字(ピクトグラム)の庫(くすりの情報ステーション )

ところで、今では私たちにとって身近であり、ありとあらゆる場面で活用されている絵文字ですが、その普及の歴史を辿っていくと、ある大きなイベントに行き着きます。それは1964年に開催された東京オリンピックです。オリンピックの競技のシンボルマークは今では一般的ですが、オリンピックで初めて採用したのが東京大会だったそうです。あのシンボルマークを見れば、たとえ言語は様々でも、どの競技を表しているのか一目瞭然ですもんね。コロンブスの卵同様、最初に絵文字を使うというアイデアを採用したことがすごいと思います。

絵文字とユニバーサルデザイン(ドクター月尾 地球の方程式)

ピクトグラム(美しい 日本の街づくり。)

このような絵文字のことをピクトグラム(pictograph)というそうです。聞いたことあるような、あるような…。でもパッと言葉が出てこなかった。絵文字改め(改めなくてもいいですが)、ピクトグラムは、分かりやすさと理解の助太刀として、これからもその活躍の場をどんどん広げていきそうです。

ピクトグラム研究所

一般案内用統一図記号ガイドライン(交通エコロジー・モビリティ財団)

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