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2006年9月17日 (日)

「○○歳」本

前回の記事で、「○○力」というタイトルの本が大流行しているということについて書きましたが、私にはもう一つ気になっていたことがありました。それは、10代を中心とした「○○歳」と銘打たれた本の多さです。代表的なものが、村上龍さんの『13歳のハローワーク』でしょうか。今回は、個人的に気になった「○○歳」本をピックアップしてみたいと思います。

■10才

・『十歳のきみへ 九十五歳のわたしから』 日野原重明 2006.4 冨山房インターナショナル

・『10才までに覚えておきたいちょっと難しい1000のことば』 アーバン出版局 2005.10 アーバン

■12

・『12歳からの読書案内』 金原瑞人 2005.12 すばる舎

・『12歳からの被災者学』 メモリアルコンファレンスイン神戸 2005.1 日本放送出版協会

・『12歳からのマナー集』 多湖輝 2004.8 新講社

・『12歳からの人づくり』 高橋鍵彌 2006.1 致知出版社

■13才

・『13歳のハローワーク』 村上龍 2003.12 幻冬舎

・『13歳からの自信力』 河地和子 2006.6 朝日新聞社

・『13歳からの「環境問題」入門』 吉田祐夫 2005.12 かんき出版

・『13歳からの人間学』 石川洋 2004.11 致知出版社

・『13歳論』 村瀬学 1999.2 洋泉社

■14才

・『14歳からの哲学』 池田晶子 2003.3 トランスビュー

・『14歳からの政治』 長谷部尚子 2006.8 ゴマブックス

・『14歳からの仕事道』 玄田有史 2005.2 理論社

・『14歳の子を持つ親たちへ』 内田樹 2005.4 新潮社

・『14歳の心理学』 香山リカ 2006.9 中経出版

・『善悪ってなに?働くってどんなこと? 14歳からのライフ・レッスン』 小浜逸郎 2005.3 草思社

・『14歳・心の風景』 NHK「14歳心の風景」プロジェクト 2001.6 日本放送出版協会

■15才

・『15歳から始まる。人生の設計ノート』 成美堂出版編集部 2006.7 成美堂出版

・『15歳からのニッポン文学』 純文学研究会 2005.12 宝島社

■16才

・『セブン‐イレブンの「16歳からの経営学」』 勝見明 2005.10 宝島社

・『16歳からの東大冒険講座』 東京大学教養学部 2005.9 培風館

■17才

・『17歳は2回くる おとなの小論文教室。Ⅲ』 山田 ズーニー 2006.5 河出書房新社

・『十七歳だった!』 原田宗典 1996.6 集英社

■18才

・『もうすぐ社会に出る18歳からのマナー・ブック』 多湖輝 2005.5 新講社

・『18歳からの教養ゼミナール』 家田愛子 2005.4 北樹出版

「○○歳」本をチェックしてみて気づいたのは、年齢が低いほど、受験・教育・子育て関連の書籍で、年齢が高くなるにつれて、経済に結びついた書籍が増えているということです。年齢別では14・15歳と銘打たれた書籍が最も多かったです。「○○歳」本の傾向としては、‘その年齢層に向けて書かれた本’と、‘実際にその年齢で体験したことについて書かれた本’という二つの大きな潮流があるようです。後者は自伝的ノンフィクションで、闘病記や戦争体験の本が多く見受けられました。

さて、紀伊國屋書店の週間ベストセラーをチェックしていると、こんなタイトルの本を発見しました。

十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。 狐狸庵先生の心に届く手紙(紀伊國屋書店)

・『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。 狐狸庵先生の心に届く手紙』 遠藤周作 2006.8 海竜社

タイトルが長い~、でもインパクトがありますね。紀伊國屋書店のページでは、この長いタイトルがカナに変換されているので、余計に長く感じられます。タイトルが長いことで有名な本といえば、やっぱり平田オリザさんの本ですね。

・『新版・十六歳のオリザの未だかつてためしのない勇気が到達した最後の点と、到達しえた極限とを明らかにして、上々の首尾にいたった世界一周自転車旅行の冒険をしるす本』 平田オリザ 1996.6 晩聲社

おまけにこの本には、今日の記事で話題にしている「十六歳」も含まれています。

以前、はてなで長いタイトルの本についての質問が出ていました。

あなたがこれまで読んだ本の中で、一番長いタイトル(海外作品の場合は邦題)の作品は何ですか?(はてな)

休みを利用して、久々に本に関するいろいろな情報を得られたので、メモしておくことにします。

勢いのある「新書」業界に、「朝日新書」が新規参入するようです。本のデザインはどんな感じになっているんでしょうね。個人的には、宮崎哲弥さんの『新書365冊』が気になります。

朝日新聞社は「朝日新書」創刊 10月13日、まず12点から(asahi.com)

今年の「読書週間」(10月27日~11月9日)のポスターが発表されていました。

CG作品がポスターに採用されたのは初めてだそうですが、とっても素敵な仕上がりですね。標語は「しおりいらずの一気読み」、読書の秋を満喫したいものです。

読書週間(読書推進運動協議会)

『2006ダ・ヴィンチBook of the yearアンケート』が実施中です。締切は、10月6日(金)正午になっています。今年出版された本、あんまり読めてないなぁ…。

『2006ダ・ヴィンチBook of the yearアンケート』のお願い(WEBダ・ヴィンチ)

福永令三さんの『クレヨン王国の十二か月』が新しく文庫になって発売されました。小学生の時に、那須正幹さんの『ズッコケ三人組』シリーズと、この『クレヨン王国』シリーズをよく読んだなぁと思い出します。実はまだ手元に青い鳥文庫版があるので、久しぶりに読んでみようかな、と思ったり。

・『クレヨン王国の十二か月』 福永令三 2006.9 講談社

以下、気になったページとリンクしておきます。

古典新訳文庫(光文社)

中経の文庫(中経出版)

酒飲み書店員の会「文庫のベストセラーを作れ!」(集英社)

南極のペンギン(集英社)

ぼく、ドラえもんでした。(小学館)

宇宙授業(サンクチュアリ出版)

クマムシ?!小さな怪物(岩波書店)

発売1日前に雑誌を「立ち読み」できるサイト(asahi.com)

magabon

KING(講談社)

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