« 26冊目 『実験小説ぬ』 | トップページ | 006 シワス・ロワイヤル »

2006年12月 8日 (金)

もももももももも

「肩たたき」という言葉があります。ひらがなで書くと、「かたたたき」となり、「た」が三つ並びます。このように同じひらがなが並ぶ言葉は他にもないかなぁと興味を持った私は、早速調べてみることにしました。

辞書を引いて調べるというのは非常に難しいですが、便利になった今の時代ならネット辞書を使って簡単に探し出すことが出来ます。Yahoo!辞書で「を含む」を選択して検索しました。

結果は以下の通りです。(但し、三文字以上続いているもの)

アジアたいへいようけいざいしゃかいいいんかい 【アジア太平洋経済社会委員会】

いいい 【言ひ出づ】

いいいだす 【言ひ出だす】

いいい 【言ひ入れ】

いいいれる 【言(い)入れる】

ぎょうせいいいんかい 【行政委員会】

こうがいとうちょうせいいいんかい 【公害等調整委員会】

こうへいいいんかい 【公平委員会】

こくさいほげいいいんかい 【国際捕鯨委員会】

さいばんかんそついいいんかい 【裁判官訴追委員会】

さんぎょうさいせいいいんかい 【産業再生委員会】

じけいいい 【慈恵医院】

せきじゅうじこくさいいいんかい 【赤十字国際委員会】

ちょうていいい 【調停委員】

のうぎょうちょうせいいいんかい 【農業調整委員会】

みんせいいい 【民生委員】

ラテンアメリカけいざいいいんかい 【ラテンアメリカ経済委員会】

おおおお 【おおおお】

おおおお 【大祖父】

いとこおおお 【従兄弟大伯父・族伯祖父】

いとこおおお 【従兄弟大伯母・族伯祖母】

おおお 【大岡】

おおおかさばき 【大岡裁き】

おおおかしょうへい 【大岡昇平】

おおおかせいだん 【大岡政談】

おおおかただすけ 【大岡忠相】

おおお 【大奥】

おおお 【大伯父・大叔父・従祖父】

おおおそどり 【大軽率鳥】

おおおとこ 【大男】

おおおとこそうみにちえがまわりかね 【大男総身に知恵が回りかね】

おおおとし 【大落(と)し】

おおおどり 【大踊(り)】

おおおにばす 【大鬼蓮】

おおお 【大伯母・大叔母・従祖母】

おおお 【大祖母】

おおお 【大臣】

おおおんな 【大女】

ぎゃくくく 【逆九九】

こここ 【其処此処】

あざらしししょう 【海豹肢症】

けいしししゅう 【経史子集】

ししし 【子思子】

しししんちゅうのむし 【獅子身中の虫】

たたた 【肩叩き】

ちちちちたればこもこたり 【父父たれば子も子たり】

つっつ 【突っ突く】

つつっ 【筒っぽ】

なななぬか 【七七日】

なななのか 【七七日】

にににくんなし 【国に二君なし】

おんなはよわしされどはははつよし 【女は弱しされど母は強し】

委員会ばっかりでいいんかい?と一応言っておきます。私が気になったのは、「大軽率鳥」。非常にそそっかしい鳥という意味のようですが、そんな鳥いるんでしょうか。「逆九九」という言葉があるんですね、まるで怪物の笑い声のようです。一番気になったのは、「おおお」という言葉の横に「おほを」と書かれていたこと。何故かを知っている方がいらっしゃったら是非教えて頂きたいです。

待たせていないかもしれませんが、お待たせしました。最も長く、同じひらがなが並ぶ言葉はこれでした。

もももももももも○○○ 【酸○○○○○の類】 ↓反転

もももももももものるい 【酸桃も桃も桃の類】

他のひらがなでは最高でも4文字連続だったので、「も」の8文字連続は圧倒的でした。

では最後に、みなさんこの会話の意味が分かるでしょうか。関西人には御馴染みの文章かもしれません。

A「ちゃうちゃうちゃう?」

B「ちゃうちゃう、ちゃうちゃうちゃう。」

A「ちゃうちゃうちゃうちゃう?」

B「ちゃうちゃう、ちゃうちゃうちゃうちゃう。」

↓反転

A「あれはチャウチャウではありませんか?」

B「違います、あれはチャウチャウではありません。」

A「あれは違うチャウチャウではありませんか?」

B「違います、あれは違うチャウチャウではありません。」

「ちゃう」は「違う」という意味ですが、関西人は言葉を繰り返す傾向があるので「ちゃうちゃう」という言葉を日常生活でよく使います。ここでは、違う違うという意味の「ちゃうちゃう」と犬の「チャウチャウ」を掛けているのですが、この文章は私が小学生の時から多用している持ちネタの一つです。

人はこれを「18ちゃうの奇跡」と言ったとか、言わないとか、言わないとか。文章で書くと味気ないですが、感情を込めて言ってみると、なかなか面白いですよ。

「違うチャウチャウ」って何だ、ということについては深く考えないでください。チャウチャウのようでチャウチャウと「ちゃう」犬ということにしておきましょう。つまりこの文章では「チャウチャウのようでチャウチャウとちゃう犬」とちゃうという結論に達…。

追記1:2006年12月9日(土)

どうしても「おほを」の謎が気になったので調べてみました。どうやらこれは「歴史的仮名遣」と言われるもののようです。「大岡」さんは、現在では「おおおか」と書きますが、以前は「おほをか」と表記し、発音についても「お」「ほ」「を」をそれぞれ使い分けていたそうです。「鼻濁音」については聞いたことがありましたが、この「おほを」の使い分けについては全く知らなかったので、もう少し詳しく知りたくなりました。

日本語の発音の使い分けが少なくなってきているというのは、言語が洗練されてきたのか、はたまた貧しくなってきたのか、どちらなんでしょうか。

歴史的仮名遣(Wikipedia)

鼻濁音(Wikipedia)

Googleで「ちゃうちゃうちゃう」を検索すると大変なことに。どうやら昔から「ちゃうちゃう」話は有名だったようですね。

ちゃうちゃうちゃう Google 検索

関西弁が分かる方に質問です。A「あれ、ちゃうちゃうちゃう?」(Yahoo!知恵袋)

|

« 26冊目 『実験小説ぬ』 | トップページ | 006 シワス・ロワイヤル »

4.はっちのアンテナ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: もももももももも:

« 26冊目 『実験小説ぬ』 | トップページ | 006 シワス・ロワイヤル »