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2007年3月 4日 (日)

広島を歩く

私はここ数年、ほとんど大阪を離れることがありませんでした。仕事のこともありましたが、出歩くと「楽しい」よりも「疲れる」「不安」という気持ちが先立ってしまうので、これまでなかなか行動を起こせなかったのです。しかしこの春、良い条件が揃っていたので、思い切って旅に出ることにしました。仕事も一段落ついて今なら時間があったこと、そして「青春18きっぷ」が今ならお得だったこと。

通常、「青春18きっぷ」は11500円で販売されるのですが(これでも十分安い)、平成19年4月1日にJRグループが発足20周年を迎えるにあたり、この春期間は、「JR発足20周年・青春18きっぷ」として、なんと8000円で販売されているのです。JR全線の普通列車の普通車自由席および宮島航路が乗り降り自由で、それが5日分なので、計算上なんと1日1600円で乗り放題ということになります。

以前から、広島、長崎、水俣に行きたかったのですが、今回は広島に行くことにしました。大阪~広島の往復と宮島へ行くのに、通常なら13000円ほど旅費が掛かるところを、3日分使ったので、4800円で行けた計算になります。すでに元は取れていますが、まだ2日分残っているというお得すぎる状況です。

普通列車の旅はやはり時間はかかりますが、途中下車をしようがその日のうちは何度でも改札を出入り出来、自由度がかなり高いので、疲れましたがそれも含めて楽しかったです。行きは下の図の通りに行きました。

【広島市内】

広島市内は、交通が非常に発達していて驚きました。バスと路面電車が絶えず行き交っていて、市内各地を広くカバーしています。運賃も良心的な値段だと思いました。路面電車は車体が数種類あり、モダンと古き良き時代のデザインが共存していて、すっかり街に溶け込んでいました。

私はこの記事のタイトルにあるように、市内をとにかく自分の足で歩き回りました。なんせ自分の生き方として、自由度が高いのが好きなもんで。でも折角なので、一度だけ路面電車に乗って移動しました。(本当は歩き疲れて…)

「みんなの広島3大プロ」という看板を見つけました。旅行中、ちょうどJリーグが開幕し、テレビではサンフレッチェ広島の話題で盛り上がっていました。

街のいろいろな所に、戦時中のことが書かれた碑文が設置されていました。

【原爆ドーム】

水と緑に溢れた美しい広島の街中に、原爆ドームはただただ屹立していました。その姿は、わずか60数年前にこの広島の地が一発の原爆によって地獄に変容してしまったことを絶対に忘れてはいけないと語りかけてくるようでした。

これまで映像を通してしか知らなかったので、思っていたより小さい建物だったんだなと感じました。原爆ドームが現代の町並みとどのように共存しているのかをこの目で確かめることができました。

【広島市民球場】

広島東洋カープの本拠地です。原爆ドームとは目と鼻の先にあります。えっと、まずはごめんなさい。カープは私が2番目に応援しているチームです(1番はやっぱり虎…)。良い選手が多いのはカープを移籍していった選手の活躍を見ると明らかですが、最近はなかなか優勝争いに絡んでこれていません。しかし私の中でカープはずっと強いんです。

私がプロ野球に関心を持ち始めたのが1990年代の始め頃なのですが、カープが1991年に優勝したときのことが強く印象に残っていて、さらに赤ヘル軍団を見ると戦国最強の武田家の騎馬隊とも重なって、すごく強いイメージなんです。黒田投手の熱い思いをチーム全体のものにして、阪神と優勝争いをしてほしい、なんて勝手なファンの夢。

広島土産の「カープかつ」。一円玉を置いてみました。でかいです。下の小さいのが16袋も入っています。ご飯にもパンにも合いそう、ソース文化万歳!

【広島平和記念資料館・平和祈念館】

広島平和記念資料館の入り口に地球平和監視時計がありました。上は、広島に原爆が投下されてからの日数、下は最後の核実験からの日数です。(写真は2007年3月3日現在のもの)

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の入り口に設置されているモニュメントは、原爆投下時刻である8時15分を表しています。出口には水が流れ続けるモニュメントがありました。館内にも、あの日、水を求めて亡くなった原爆死没者を追悼するための水盤がありました。

現在の広島市の水と緑で満ちた美しさ。その原点、その思いが確かに伝わってきました。今回、資料館と祈念館を訪れて、ここは時代を超えて人類が来続けるべき場所だと思いました。それだけ訴えかけてくるものがありました。

【平和記念公園周辺】

T字型をした相生橋が、原爆投下の目印とされたそうです。平和の時計塔は、8時15分にその音を奏でます。

「はだしのゲン」の小学校のモデルという、本川小学校。

平和記念公園内で見つけた被爆したアオギリの木。このような木を被爆樹といい、現在も市内各地に残っているそうです。

平和記念ポストがありました。平和大橋から広島平和記念資料館に向かう途中にあります。

【広島城】

広島城は鯉城(りじょう)とも呼ばれています。城域内のトイレは、外観もピクトグラムも工夫されていました。ユーカリの被爆樹を見つけました。

【宮島・厳島神社】

日本三景の一つ、安芸の宮島。宮島口と宮島とを結ぶJRの宮島航路は、全国で唯一、青春18きっぷを利用できる航路です。

宮島では至る所に鹿が。商店街にも警察署にもいましたが、それも普通のようです。厳島神社は潮の香りで満ちていて、とても美しい景観でした。

商店街には巨大なしゃもじが鎮座していました。郵便局にはポストの代わりにに書状集箱が。これまた珍しい。

私にしては思い切って広島に行って良かったです。やはり遠くで学ぶのと、実際の地へ行って見聞きするというのは感じが違うもんだなと思いました。その地理や位置関係が分かったということも自分の中では大きな収穫でした。

さて青春18きっぷの残り2日分をどうするか、現在思案中です。

◎関連リンク◎

「JR発足20周年・青春18きっぷ」の発売(JR西日本)

「青春18きっぷ」超基本ルール10(All About)

宮島連絡船(JRおでかけネット)

ひろでんアベニュー

広島県

広島市

広島平和記念資料館

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館

広島東洋カープ

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