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2007年8月16日 (木)

49冊目 『大人の写真。子供の写真。』

今日は京都・五山送り火の日。勤め先は送り火を見るには絶好の場所にあり、実は送り火とも深い関わりのある場所なのですが、毎年送り火の日は早めの消灯が決まっているらしく、残業も早々に切り上げて帰宅して、ついさっきまで折角そこにいたのに、何故かNHKの中継で送り火を見ました(笑)

そんなこんなで、どんなもんだですが、今日紹介するのは冒頭文となんの関係もない、

『大人の写真。子供の写真。』 新倉万造×中田燦 2006.5 枻出版社(枻文庫)

大人の写真。子供の写真。』 新倉万造×中田燦 2006.5 枻出版社(枻文庫)

という本です。

写真家として、普通の人生よりも多くの国を訪れ、普通の人生よりも多くの人に出会い、普通の人生よりも多くの経験を積んだ。

しかし、その幸運な人生の代償として、何より大切だったはずの、単純な驚きや無垢な感動を忘れてしまったのではないだろうか。

そんなことに気づいてしまった大人は、ある日、年の離れた親友を誘って、カメラ片手に街へ出た。

大人の名前は新倉万造、53歳。

親友の名前は中田燦、6歳。(本書冒頭より)

市場や町の風景、動物や大自然を前にしたとき、大人と子どもがそこに見ているものの違いをユーモアたっぷりの一言とともに並べたユニークな本です。

とにかく写真家と子どもが共にカメラを持って、同じ風景の前に対峙するという発想が非常に面白く、実際に二人が撮った写真を見比べていくとなんともいえない面白さがあることに気づかされます。

万造さんはやはりプロなのですごくいい写真を撮られています。それに対して燦ちゃんは、構図よりも撮りたいように撮っているなという、のびやかさが感じられ、それが時に思いもよらない味わいとなって現れているように思えました。

それぞれの写真が個別に並べられていたらそこまで面白かったかどうか分かりませんが、今そこに二人は同じものを前にしているけれど見ている風景は確実に違うんだと、二人の写真がうまく並べられていることで気づかされることも多く、非常に面白かったです。写真ってやっぱりいいですね~。

時に写真につっこみ、時にユーモアを交えた解説をされているのは燦ちゃんのお父さん。こちらもなかなかいい味出てましたよ。

◎関連リンク◎

大人の写真。子供の写真。(sideriver)

枻出版社

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