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2009年10月26日 (月)

いよいよ読書週間♪

今月初めに一度記事にしましたが、いよいよ明日から2週間、読書週間です。

思わず夢中になりました(2009年10月4日)

「書店くじ」実施店では、この期間中に図書カードが当たる「書店くじ」がもらえます。私はここ最近、リアル書店よりもネットで本を買うことが多くなったので、この期間中は本屋さんをじっくり見て回りたいなと考えています。

2009年度 読書週間「書店くじ」

2009年度 読書週間「書店くじ」(日本書店商業組合連合会「本屋さんへ行こう!」)

来年は「国民読書年」ですが、先日、そのキャッチフレーズが発表され、それが、

「じゃあ、読もう。」

Kokudoku2010

「じゃあ、読もう。」国民読書年に向け計画発表(47NEWS)

これには賛否両論が静かに起こっているようで(「国民読書年」自体あんまり世間に認知されていない…)、私自身はどのような意図で、これに決めたのかを知りたいなと素直に思いました。

この「じゃあ」がなかなかの曲者ですね~。果たして「じゃあ」の前に何があるのか。…なんて考えているのは、すでに「じゃあ」の術中に嵌っているのでしょうか。

さんざん物議を醸したけれど、今では不思議と受け入れられた「せんとくん」のように、大きな話題になればまだ面白いかなとも思いますが、正直、そんな議論をしている人を現実で、いやネットでもほとんど見ない…。

ともあれ、ともあれ、これだけは言えることがあります。先日紹介した、『花散らしの雨』の中で、なかなか深い言葉を次々と繰り出す「りう」ばあちゃんがいいことを言っていたのです。食べたがらない子どもに無理やりにでも食べさそうとしている話を聞いて、「りう」ばあちゃんはこう言いました。

本当に何もわかってない、とりうは繰り返すと、腹立たしげにこう続けた。

「あたしゃこの歳だ、食欲にだって斑(むら)がありますよ。食が細くなると、倅の孝介が脇から『食わなきゃだめだ』『食うのも仕事のうちだ』とやいのやいの騒ぐんですよ。もう、うんざりして、ほとほと嫌になる」

いいですか、とりうは、つる家の主と料理人とを交互に見る。

「食べる、というのは本来は快いものなんですよ。快いから楽しい、だからこそ、食べて美味しいと思うし、身にも付くんです、それを『食べなきゃだめだ』と言われて、ましてや口に食べ物を押しつけられて、それで快いと、楽しいと思えますか?」

こんな当たり前のことに、どうして気が付かないんでしょうねえ、とりうは歯の無い口をさらに窄めてみせる。

言われて初めて、澪ははっと胸を突かれた。なるほど、確かにそうなのだ。食べることが、果たさねばならない務めになってしまえば、決して快くも楽しくもないだろう。美味しい、と思える道理がない。

澪の肩ががっくりと落ちたのを見て、りうは少しだけ柔らかい声になる。

「まずはあんたが美味しそうに食べてみせる。釣られてつい、相手の箸が伸びるような、そんな快い食事の場を拵えてあげなさい。匙を相手の口に押しつけるよりも、そっちの方がずっと良いと、あたしゃ思いますよ」 『花散らしの雨』髙田郁(P198-199)

ここでのりうの言葉の、「食べること」を「読むこと・読書」に置き換えても、また然りではないかなと思いました。読書週間をきっかけに、たくさんの人が自分にとって快い読書の時間を得ることが出来れば一番いいなと思います。

私も結構偏った読書をしているので、他の書評ブログを巡って、自分のアンテナにはかかりにくい本で、面白そうなものをいつも探しています。本との出会いはいろいろな偶然もあるので、もしこのブログで面白そうだなと思って、その本を手にして頂けていたら、本当に嬉しいなと思います。

最近の読書界の大きな話題といえば、やはり電子書籍でしょうか。いよいよこれから本格的に電子書籍の波が押し寄せてきそうです。でも、自分にとっては、文字を目で追いながら頁を捲るという一連の動作が読書の醍醐味であるということ、たくさんの本に囲まれて幸せを感じること、以上を持って電子書籍の隙入る余地はまだまだありません。しかしながら、これも時代の流れということで、これから電子書籍がどんな風に進化していくのかは、注目して追っていきたいと思います。

読書にまつわるいろいろなブログやサイトを巡っていて、面白いものを見つけました。

市町村別 本の推定販売額(日本著者販促センター)

ここでは、全国各地の本の推定販売額を見ることができます。いろいろと見てみましたが、やはり出版(だけでなくいろんな意味で)の中心地と言える、東京都千代田区は圧倒的な数字となっていました。でも一年間と考えると、全国各地にいる読書人(積読人も)はこれくらいの金額は普通なのかもしれませんね。

ここの「出版業界の豆知識」の読み物はどれも興味深いものが揃っているので、興味のある方は他の記事も是非読んでみてください。決してどこかの回し者ではありません、あしからず。

さて、もう嫌というほど「読書の秋」を押してきましたが、私だってそれだけじゃないです!(今更~)

「スポーツの秋」、12月の陸上大会に向けて、走ります。(走ろうと思ってます…、ちょっとだけ走りました、もうすぐ本腰を入れるぞ~…)

’09八幡市民マラソン大会(京都府八幡市)

「芸術の秋」、いい音楽を聴きたいですね~。さしあたっては、快い合唱を聴いています。

『信じる』

『時の旅人』

それでは、みなさま、素敵な読書週間をお過ごしください。

さて記事も書いたし、「じゃあ、読もう。」

…なにかが違う。

ピンポンパン。

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